商品番号
tu-212
鑑定書
保存刀装具
画題
双瓢透
時代
安土桃山時代
材質
鉄
(解説)
変り形 鉄槌目地 地透し 角耳
黒く潤いのある地鉄は、焼き手腐らしの工法を用いた様にねっとりとして味わい深い大野の双瓢透鍔です。本作は商品番号211番の大野鍔( 扇面散透鍔)と同じ、六段重ねの鍔箱に長く秘蔵されていたもので、半世紀ぶりに人の手に触れられたものです。大野鍔は金山鍔に大変類いするものが多く、文献等は少ないが知多半島の大野を発症地としており、尾張鍔や金山鍔と比較すると、重厚な感じがあります。
本作の深く重厚な美しい鉄錆色は傑出しており、双瓢を明解に表している。 瓢箪の形そのものを鍔の耳とすることで、見る者を無限の空間に解き放してくれるところから、精神性を秘めた古鍔特有の雅趣が伝わってきます。
価格
御成約済
縦
横
切羽台厚
重量
7.5cm
6.5cm
0.35㎝
100g