【太刀拵】 金梨子地葵紋散金貝蒔絵鞘糸巻太刀拵 / 鐔(銘)後藤悦乗(花押)   (特別重要刀装)

【Koshirae】 Kinnashiji Aoi-mon Chirashi kanagai Makie saya Itomakitachi-Koshirae  (Tokubetsu Juyo Tousou) 

銘(表)
金梨子地葵紋散金貝蒔絵鞘糸巻太刀拵 / 鐔(銘)後藤悦乗(花押)
銘(裏)
 
商品番号
ko-074
価格
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鑑定書
特別重要刀装
時代
江戸時代
刃長
反り
元幅
元重
先幅
目釘穴
 
(解説)

太刀拵  金梨子地葵紋散金貝蒔絵鞘糸巻太刀拵    鐔銘 ー 後藤悦乗(花押)

● 総長ー98.0cm      ● 総反りー5.3cm   ● 柄長さー23.2cm    ● 鞘長さー74.5cm

 

軍事的な目的のために用いられる武器・武具を兵仗と呼ぶのに対して、儀礼用のものを儀仗と称します。  武家の用いる太刀拵えは実用のためであるが、凡そ室町時代よりは装飾が施され、江戸時代には儀仗としての役目が多くなりました。

本作は総金具を、赤銅魚子地に葵紋を鋤出高彫金色絵で散し、目貫は同紋三双図、鐔は刳込葵木瓜形、伝統と格式を誇る名門・後藤家の制作する在銘、確かな糸巻太刀拵です。

鐔(銘)  後藤悦乗(花押) 

鞘は、地に金粉を巻き、漆を塗って研ぎ出した金梨子地に、表に十一個の葵紋、裏に同じく十一個の同紋を金貝(金の薄片を漆で貼ったもの)と蒔絵にて格調高く表し、黄金色の葵紋は、時代を経て光りの角度により青または紫色へと窯変に輝きます。

糸巻太刀拵の在銘品は、頗る少ないばかりか、足利将軍家に仕え、織田・豊臣・徳川の装剣金工の雄である、古い後藤家の在銘太刀拵えの伝世品は皆無に等しいものです。

葵紋を象る赤銅魚子地は、全て保存状態が良く健全であり、且つ古い葵紋の形式であることから、江戸前期の確かな資料としても貴重なものです。格式を誇るその重厚さは、三百数余年の時を越えても失われること無く、今日まで伝わったことは、喜ばしい限りです。 徳川将軍家に相応しい優雅で格調高い名品です。

 

 

 

【取り扱い品】
金属工芸 (置物、花器、香炉)、武具 (兜)、武具 (鎧)、日本刀(太刀、刀、脇差、短刀、槍、薙刀)、お拵え、刀装具(鍔、目貫、小柄、笄、縁頭、)、漆芸品(ぬりもの)、蒔絵工芸、屏風 等
買取も随時いたしております。