銘(表)
備州長船盛光(修理亮)
銘(裏)
応永十五年八月日(1408年)
商品番号
TA-134
価格
1,800,000円 (税・送料込み)
鑑定書
特別保存刀剣
時代
室町時代
刃長
28.2cm (9寸3分)
反り
元幅
2.5cm
元重
約0.6cm
先幅
目釘穴
1
国
備前国
鎺
金着一重はばき
短刀拵え
(解説)
備前長船の盛光は初代・2代がおり、2代盛光を「応永盛光」と呼称します。本作はその2代盛光に当たり当時、全国的に見ても当代随一の名匠で、「古刀七工」にも名を連ねています。鎌倉時代より続く鍛錬技術がまだ継承されており、鎌倉期の長光や一文字派を思わせる、格調高いものが多いです。 作刀は応永より永享年間まであり、長船派「備前三光」と称される(盛光、康光、師光)中で、最も上手で「修理亮」と称しました。
本刀は、重ねと身幅の尋常な造込みとなり、わずかに内反りのついた長寸の短刀です。 刃文、明るく匂勝ちに小沸つき冴え、地鉄は良く練れた小板目に板目、小杢を交じえて肌立ち、地沸付き地景が現れ、「応永備前」の特色である棒映りが現れ、美しい肌を見せます。帽子、表裏共に小丸にやや深く返ります。茎、生ぶで状態も良く、付随する短刀拵えも古雅であり素晴らしいものです。
彫物 (表)― 腰樋を掻き流す (裏)― 護摩箸を掻き流す
附 ー 青海波文鞘短刀拵え (銘) 吐龍斎古山 行年六十六翁
※ 特別保存刀剣の鑑定書の刃長に、9寸7分(誤記)との記載がありますが、実寸は9寸3分です。