【刀】 奥大和守平朝臣元平 / 享和元酉秋 (1801年) (特別保存刀剣) 

【Katana】Oku Yamato Kami Taira Ason Motohira / Kyowa Gannen Tori Aki (1801) Tokubetsu Hozon

銘(表)
奥大和守平朝臣元平
銘(裏)
享和元酉秋
 
商品番号
KA-136
価格
3,000,000円 (税・送料込み)
鑑定書
特別保存刀剣
時代
江戸時代
刃長
71.2cm (二尺三寸五分)
反り
2.4 cm
元幅
3.2cm
元重
0.6 cm
先幅
2.2cm
目釘穴
1
薩摩
金着一重鎺
 
(解説)

延享元年(1744)、波平系である奥家四代・元直の嫡子と生まれる。安永六年に家督を継ぎ、寛政元年(1789)大和守を受領します。その実力は広く全国に伝わり、備前長船横山祐平、尾張の青木元長、水心子正秀の代理人として角元興など、多くの刀匠達が薩摩国へ集まり、門人として元平より作刀指導を受けています。名匠でありながら温厚な人物と伝わり、その名声が偲ばれます。文政九年(1826)没、行年八十三。

本刀は名声に違いない、覇気に富んだ優れた作域を見せており、小板目肌がつみ、地沸が厚くつき、地景がよく入った精良な地鉄は、鍛えが優れており、身幅広く平肉のついた、元平の技量を十分に表した一口です。互の目乱れに小のたれ・尖り刃などが交じり、匂い深く明るく冴えた刃中には、荒沸を交えて、薩摩の芋の蔓状の沸が刃縁に絡み、金筋・沸筋・砂流し等がよくかかります。 生ぶ茎は先細って剣形、茎尻の底には掟通りの隠し鏨を、一本の線として刻しています。元平が得意とする相州伝の力量を発揮した五十七歳、大成期の見事な作です。

 

【取り扱い品】
金属工芸 (置物、花器、香炉)、武具 (兜)、武具 (鎧)、日本刀(太刀、刀、脇差、短刀、槍、薙刀)、お拵え、刀装具(鍔、目貫、小柄、笄、縁頭、)、漆芸品(ぬりもの)、蒔絵工芸、屏風 等
買取も随時いたしております。