銘(表)
備前国住長船清光作之
銘(裏)
永禄十年八月吉日 (1567年)
商品番号
KA-131
価格
ご案内終了
鑑定書
特別保存刀剣
時代
室町時代
刃長
72.2cm
反り
2.0㎝
元幅
3.1㎝
元重
0.65cm
先幅
2.0 cm
目釘穴
3
国
備前国
鎺
金着一重ハバキ
黒蝋色塗鞘龍図打刀拵
(解説)
室町時代後期の備前国に於いて、五郎左衛門尉清光とその子、孫右衛門尉清光の両工は、戦国武将より特別に注文を受けていたことから入念な制作刀が多く、同時代の備前鍛冶の中でも最上工として位置づけられています。 本刀は入念な制作である事と、銘の鏨運びより俗名が無いものの孫右衛門尉清光の作となるものです。 のたれ調の広直刃となる刃文は、小沸が締りぎみとなり小足、葉が入り刃中、明るく物打よりやや乱る刃文は、そのまま帽子へと連動して乱れこみ、帽子の焼き一段と深く変化を持たせて僅かに小丸に返る。 地鉄、板目肌に地沸微塵につき、乱れ映りが元から先まで立つ。茎やや区送りにして、控えの目釘穴が開けられている事から、相応の武士の差料であった事が伺え、清光の典型作にして状態も良く優れている。
附帯する黒蝋色塗鞘打刀拵には、金無垢と思われる這龍図目貫を掛け巻とし、鍔と縁頭は赤銅魚子地の雲龍図を配するなど、覇気のある打刀拵となっています。