【刀】 肥前国住藤原忠広 / 寛永十四年二月吉日 (1637年)   (特別保存刀剣)

【Katana】 Hizen Koku Jyo Fujiwara Tadahiro / Kanei 14 nen 2 gatsu Kichijitsu (A.D.1637) Tokubetu Hozon

銘(表)
肥前国住藤原忠広
銘(裏)
寛永十四年二月吉日 (1637年)
 
商品番号
KA-133
価格
2,900,000円 (税・送料込み)
鑑定書
特別保存刀剣
時代
江戸時代 (1637年)
刃長
71.2cm
反り
2.0 ㎝
元幅
2.9㎝
元重
0.65㎝
先幅
1.9
目釘穴
1
肥前国
金着二重はばき
 

白鞘入り

(解説)

 

近江大掾忠広は初代忠吉の嫡子にて慶長19年(1614)に生まれ、寛永9年(1632)に父が没した時、未だ19歳の若さであったが、父の代作を行うほどの伎倆をすでに身につけており、一族の援助を得て宗家二代目を継承します。 寛永18年(1641)に近江大掾を受領しその後、肥前刀に隆盛をもたらし、元禄6年5月(1693)に81歳で没します。

本刀の「寛永十四年二月吉日」の裏年紀は、近江大掾を受領する四年前にあたり、受領後の作に比して地刃に力強さと覇気があり青年期の作ゆえ、こだわりのない放胆さが窺えます。 小板目肌に地沸が微塵によくつき、常にも増して地景が細かによく入ります。 かね冴えた鍛えに中直刃を焼き、足・葉がさかんに入り、匂口深く小沸が厚くつき、帽子も沸深く付き小丸に返ります、生ぶ茎(やや刃区を送る)。

肥前刀において本家の初代、二代、三代が傑出しており、「寛永十四年二月吉日」の裏年紀は受領前となり、同作中にあって頗る少ないことから、二代忠広研究の上で重要な一振りとなります。(新刀上々作・大業物)

 

 

【取り扱い品】
金属工芸 (置物、花器、香炉)、武具 (兜)、武具 (鎧)、日本刀(太刀、刀、脇差、短刀、槍、薙刀)、お拵え、刀装具(鍔、目貫、小柄、笄、縁頭、)、漆芸品(ぬりもの)、蒔絵工芸、屏風 等
買取も随時いたしております。