【薙刀】 銘 / 平安城住石塔助利 保存刀剣

Naginata : Heianjo-ju Ishidou Suketoshi

銘(表)
平安城住石塔助利
銘(裏)
 
商品番号
NA-27
価格
750,000円 (税・送料込み)
鑑定書
保存刀剣
時代
江戸時代
刃長
51.5cm (1尺7寸)
反り
2.8cm
元幅
約2.9cm
元重
約0.8cm
先幅
約4.0cm
目釘穴
1
山城
銀着二重ハバキ
 

薙刀拵え

(解説)

石堂助利は紀州石堂派で、紀州より京都へ移住し、京都に於いて同名が三代に渡り継承されます。本作は寛永頃(1630年頃)の初代・助利で、石堂派が得意とした備前伝の丁子乱れを焼き入れます。紀州石堂派は、江戸時代の初当、近江国蒲生郡の石塔村から紀州和歌山に移住して、一門は一文字風の丁子乱れを焼きます。後に大阪へも移住し大阪石堂派として、かなりの繁栄をみせました。

本作も重花風の丁子と互の目の刃文を華やかに高く焼き入れ、荒沸がつき、刃中は明るく、刃文の焼き頭には、金筋・砂流しきりにかかります。地には淡く映りも立ち、棟にも棟焼が入ります。表に施された梵字(大黒天・馬頭観世音)と蓮華の重ね彫は、薙刀に一層の重圧感を与えています。茎は生ぶ茎で、切先まで健全な状態です。裏に素剣を彫るなど本作は入念な製作であり、付属する薙刀拵えの製作年代も古く、柄に螺鈿を貼り付け(螺鈿の剥落有り)ているところから、身分の高い武士が所持していたことが分かります。

拵全長 ー 約244cm 

 

【取り扱い品】
金属工芸 (置物、花器、香炉)、武具 (兜)、武具 (鎧)、日本刀(太刀、刀、脇差、短刀、槍、薙刀)、お拵え、刀装具(鍔、目貫、小柄、笄、縁頭、)、漆芸品(ぬりもの)、蒔絵工芸、屏風 等
買取も随時いたしております。