銘(表)
出雲守貞重
銘(裏)
商品番号
ya-98
価格
480,000円 (税・送料込み)
鑑定書
保存刀剣鑑定証
時代
桃山ー江戸初期
刃長
58.2cm (1尺9寸2分)
反り
元幅
3.3cm
元重
先幅
3.1cm
目釘穴
1
国
越前
鎺
白鞘入り
(解説)
戦国時代の越前国(福井県)では、美濃、大和、山城などから個々の刀鍛冶が移住し、互いに技を競い合っていました。本作の貞重は「越前国住下坂貞重」「下坂出雲守藤原貞重」と銘を切ります。初代康継の同族といわれ、下坂鍛冶の代表工の一人です。
大身槍は長い槍身を持つ武器で、槍身30cm以上が大身槍の総称です。本作は身幅もあり、槍身58.2cmと堂々とした姿に、重量を軽減するための彫刻を施しています。 大身槍は、かなりの攻撃力を待っていますが反面、扱いが難い武器です。武術と腕力に長けた武将でなければ扱えない特殊な武器であり、兜を打ち砕く事も出来、敵の騎馬兵の馬の足を払うにも優れた武器です。
黒みをおびる地金は北国物特有の肌合となり、小互の目が連なる刃文は匂口が締まり、板目肌が流れ、地沸が良くつきます。 戦国時代末期、武器の需要の増加に伴い、下坂貞重が武将の求めに応じて製作した大身槍です。
●刃長 58.2cm
●槍全長(茎を含めた長さ )約119cm
●白鞘の全長 約142.3cm