商品番号
tu-211
鑑定書
保存刀装具
画題
扇面散し
時代
安土桃山時代
材質
鉄
(解説)
変り形 鉄槌目地 文様透し 小肉の角耳
黒く深みのある地鉄は潤いがあり、良質な地鉄が使われた大野の扇面図透し鍔です。 大野鍔は尾張地方で制作されたという事から、金山鍔に大変類いするものが多く文献等は少ないが、知多半島の大野が発症とする説が最有力です。 尾張鍔や金山鍔と比較すると、重厚な感じがあります。
本作は、長らく六段重ねの鍔箱に秘蔵されていたもので、半世紀ぶりに人の手に触れられた鍔です。 地鉄は深々と黒く、大きく左右に扇面図を透かした櫃穴が安定感を与えている。 一方、乱世の時代を生き抜く武士が、命をたくすに相応しい重厚な造り込みと、良い地鉄を使用していることから力強く深みがあり、豪放無比な武士の意そのものである。 中心(茎)穴の責金の素銅の色合が半世紀と言う時を物語っている。 大野鍔、特有の風格がありネットリとした古色の豊かな鍔である。
価格
230,000円
縦
横
切羽台厚
重量
7.5cm
7.3cm
0.4cm
112g